目の周り全体に塗った白シャドウだけでも十分白いけど、白ラインを重ね塗りし、より白を強調するギャルが多かったんだって!
当時のメイクをよーく見てみると目の上よりも目の下の方がより白くなっているよ!
ガングロギャルたちの時代(90年代後半)は肌が黒ければ黒いほど良い時代。
そのため、ベースメイクは焦げ茶色に近い小麦肌が主流でしたが、意外にも顔は焼かずにファンデーションやフェイスパウダーで小麦肌を演出する子が多くいました。
顔を焼かなかった理由は、化粧ノリが悪くなるから。
焼くと肌が乾燥し、化粧のノリが悪くなる→盛れない→焼くのは控えよう!
という考えから焼かない子が多かったようです。
紫外線による肌のダメージを懸念して…ではないあたりがギャルらしいですね
ガングロギャルたちの間では、MACやレブロンなどの黒肌用ファンデーション(パウダータイプ)や「資生堂のブロンズブロンズ」や「ヴィセ ブラウニーニュアンスヴェール」というフェイスパウダーが人気でした。
ガングロギャルたちはハイライトに白色のアイシャドウを使うことが多く、白浮きするくらい濃くハイライトを入れていました。
白色アイシャドウは「クレージュ(品番:70番 パールホワイト)」を選ぶ子多数!
eggモデルたちも愛用している大人気コスメでした。
シェーディングもこげ茶色のアイシャドウ(メイベリンやクレージュのもの)を使用することが多かったです。
主に顎のライン(フェイスライン)に入れるのですが、鼻筋を際立たせるために白シャドウの脇に入れることもあったとか!
チークはベースと色味の近いオレンジやブラウン系が人気でした。
チークといえば「ブルジョワ」!ブルジョワ一択!と言えるくらい多くのギャルがブルジョワのチークを愛用していました。
眉毛の形は細く、角度をつけて描くことがポイントでした。
眉マスカラは使わず、(そもそも売ってない!?)ペンシルタイプとパウダータイプで薄く仕上げていました。
アイブロウペンシルは「資生堂のアイブロウペンシル」が大人気!1本200円と激安価格で買えちゃう人気コスメでした。
白いアイシャドウで目の周り全体を白くします。
その上からアイホール部分にブルーシャドウを重ねグラデーションを作るのが定番でした。
カラーシャドウはマットよりもパールやラメ入りが人気!
中でもケイトの「フラッシュクラッシュ」というシリーズのアイシャドウパレットは大人気で、多くのガングロギャルが愛用していました。
カラーシャドウの定番色はブルー系でしたが、季節によって色味を変える子もおり、春はパステルカラー(グリーンやイエロー)が人気でした。
※アイメイクの詳しい手順は記事後半の2.ガングロギャルのアイメイク手順の項目で説明しています。
アイメイクが一通り終わった後、涙の形をしたシールを目元に貼っていきます。
ワンポイントとして片方の目尻にだけ2~3個つけたり、両方の目尻部分につけたりと、量や位置は人それぞれ。
キラキラの涙シールをつけるだけでギャルっぽさUP!
年中ではなく、夏限定で涙シールを付けている子が多くいました。
口紅はベージュ系やパールの入った薄ピンクが人気!
クレージュやMACの口紅が人気で、とくに「クレージュの304番や305番」、「MACのシスやミス」という色味は多くのギャルが愛用していました。
よりギャル度を高めたい時は、コンシーラーの出番です!
キャンメイクのコンシーラーで唇の色味を消してからリップを塗ることでギャル度を上げることができました。
今回はガングロ時代にギャルをされていたCちゃんのメイクをご紹介します。
アイシャドウはブルー系が人気!
中でも
は多くのガングロギャルたちが愛用していました。
まずは、上記でご紹介したブルー系シャドウ(3色パレット)の中に入っている白シャドウを使い目の周りを囲むように塗ります。
目の上は、瞼~眉毛下までの広範囲にかけて塗り、下は目頭~目尻まで5mmくらいの幅で塗っていきます。
その上からカラーシャドウ(主にブルー系)を重ね、グラデーションを作っていきます。
カラーシャドウはアイホール(二重幅のライン辺り)に塗ります。
アイラインは当時ペンシルの定番であった「ビボ アイフル アイライナー ブラック」を使用。
目の周り全体を囲うように引きます。
まつ毛の際の部分も黒く埋めるようにすると目力アップ効果があるといわれていました。
ギャルと言えば白いアイライン!
クレージュの白いペンシル(カラーペンシル07パールホワイト)で目頭(くの字部分)や涙袋の部分にラインを引きます。
この白いラインが入るだけで一気にギャル感が増すので欠かせませんでした。
目の周り全体に塗った白シャドウだけでも十分白いけど、白ラインを重ね塗りし、より白を強調するギャルが多かったんだって!
当時のメイクをよーく見てみると目の上よりも目の下の方がより白くなっているよ!
ギャル=つけまつ毛のイメージがありますが、ガングロはつけまが流行る前のギャルメイクなのでまつげはマスカラのみで仕上げていきました。
当時ガングロギャルたちに人気のあったマスカラは、
ビューラーでまつ毛をあげてからマスカラを何度も重ね付けしてデカ目に見せるようにしていました。
まつ毛のカールをキープするために当時ギャルたちがしていた一工夫といえば“ビューラーをライターで炙ってから使う”というもの
ギャルの間では長いこと受け継がれてきたテクニックですがみなさん知っていましたか?
今でこそホットビューラーという便利なアイテムがありますが、当時はそんなものない(もしくは浸透していない)ため、どうやったらまつげのカールを長時間キープできるかをギャルたちなりに考え生み出したテクニックです。
当時のガングロギャルメイクはアイシャドウや白ラインで目元を引き立たせていたことがわかります。
近年とは違い、ブラウン系よりもブルー系をはじめとする派手なカラーシャドウが人気!
目元を鮮やかに彩るのがメイクのポイントでした。