ギャルメイク

アムラー・コギャルメイクの特徴~使用コスメもイラスト付きで紹介!~

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アムラーメイクとは?

アムラーメイク解説画

アムラーメイクとは、”安室ちゃん”こと元歌手の安室奈美恵さんをお手本にしたメイクのことです。

  • ベースメイクは小麦肌で、肌を黒くすることで小顔に見せる
  • アイシャドウは「ブルーシャドウ」を薄く控えめに塗る
  • まつ毛はマスカラで仕上げる
  • 眉毛は細眉で、ややつり気味のアーチ眉
  • チークは肌馴染みの良いオレンジ系をうっすらと入れる
  • 口紅はベージュ系の「シャイニーリップ」(パール入りの口紅)

アムラーメイクの中でもとくに「細眉」「ブルーシャドウ」「小顔メイク」はポイントです。

ベースメイクは小麦肌で小顔に見せる

ブロンズブロンズのフェイスパウダー

アムラーが大流行した90年代後半は健康的な小麦肌(別名:ブロンズ肌)が人気の時代。

そのため、「黒肌用」のファンデーションやフェイスパウダーが人気でした。

肌の色が黒い方が小顔に見える!といわれていたこともあり、多くの若者がブロンズ肌の小顔メイクに挑戦していました。

90年代は資生堂やクレージュ、ブルジョワのコスメ人気が高く、中でも資生堂の「ブロンズブロンズ」というフェイスパウダーはアムラーやコギャルたちから人気の高いフェイスパウダーでした。

チークはオレンジ系をうっすらと入れる

ブルジョワのチーク(オレンジ)

チークはブロンズ肌に馴染むオレンジ色のナチュラルカラーが人気でした。

アムラーメイクではチークは主張させず、うっすらと入れるのがポイントでした。

眉毛は細いつり眉

資生堂-眉墨

アムラーメイクのポイントといえば”細眉”ですよね!

ややつり気味のアーチを描く細い眉毛」がトレンドだったため、ペンシルタイプで細く角度をつけて描かれていました。

眉毛の色味はブラウン系グレーが人気で、髪色に合わせ眉色を変える子もいました。


理想の眉毛の形に仕上げられるように「眉型テンプレート」ってものが発売されて注目されていたんだって!

吹き出し用ギャル

アイメイクはブルーシャドウを控えめに

ブルーシャドウ2種

目元のアイシャドウはブルーシャドウが人気でした。

理由は寒色系の方がブロンズ肌に映えるから!なんだとか

とはいっても、ブルーシャドウを濃く塗るのではなく、薄く控えめに塗るのがポイント!

カラーシャドウをうっすら入れて、目元を強調するのがアムラーメイクの特徴でした。

アイラインは引かず、マスカラも控えめ!

目元はアイシャドウで華やかに仕上げられていました。

口紅はベージュ系のシャイニーリップ

クレージュの口紅2種

アムラーメイクでは口元をあまり主張させないため、ブロンズ肌とよく馴染むベージュ系リップがトレンドでした。

中でもシャイニーリップ」と呼ばれるパール入りで光沢感のある口紅の人気が高く、多くのアムラーが使っていました。

グロスは使わず、口紅のみで仕上げている子が多かった印象です。


POINT

アムラーとコギャルは同時代に流行していたため、アムラーメイク=コギャルメイクと思われがちですが、コギャルメイクよりも全体的に控えめでメイクのトーンが派手ではない落ち着いた印象です。


コギャルメイクとは?

コギャルメイク-解説画

コギャルメイクは、簡単に説明するとアムラーメイクの濃くなったバージョンです。

同時期に流行していたアムラーメイクと使っているアイテムはほぼ同じですが、全体的に濃く発色させているのが特徴でした。

化粧品メーカーは「MAC」「クレージュ」「資生堂」などが人気で、多くのコギャルが愛用していました。

ベースメイクはブロンズ肌(小麦肌)

ブロンズブロンズのフェイスパウダー

ベースメイクは「ブロンズ肌」と呼ばれる小麦肌が人気でした。

同時期に流行していたアムラーたちよりもやや黒い傾向にあったとか!

コギャルたちに人気のあったフェイスパウダーは、アムラーと同じく資生堂の「ブロンズブロンズ」というフェイスパウダーです。

チークはオレンジ系

ブルジョワのチーク(オレンジ)

チークはブロンズ肌に馴染むオレンジ系で、アムラー同様に主張させないのがポイントでした。

90年代のギャル雑誌を見てみると、ブルジョワのチークを愛用している子が多くみられました。

このブルジョワのチークは2000年代に入っても人気が高く、多くの平成ギャルたちがお世話になりました。

眉毛は細いつり眉

資生堂-眉墨

眉毛もアムラー同様にやや吊り気味のアーチを描く細い眉毛」がトレンド!

ペンシルタイプで細く、角度をつけて描いていくのがポイントでした。

イマドキの眉毛の描き方は、毛を1本1本描き自然な眉毛に仕上げる方法が人気ですが、コギャルメイクでは一筆書きしたような角度の付いた一本線で眉毛を仕上げている子が多かった印象です。

仕上がりも優しい印象よりも、キリッとした印象です。

アイメイクはブルーシャドウを濃いめに

ブルーシャドウ3種

コギャルメイクといえば「ブルーシャドウ」が特徴的ですよね!

ラメ入りのブルーシャドウを重ね塗りし、とても濃く発色させるのがコギャル流

中にはパール入りの白シャドウも取り入れ、白×ブルーのグラデーションカラーで目元を華やかにしているコギャルもいました。

その後、アイラインをしっかりと引き、まつ毛にマスカラをダマができるくらい重ね塗りしたら完成です。

つけまつげを取り入れる子もいたそうですが、マスカラでひじきのようなダマまつ毛にしていた子の方が多かった印象があります。


アムラーに比べると濃い印象があるけど、以後のギャルたちに比べると目元の印象はまだまだ控えめだったよ!

吹き出し用ギャル

口紅はベージュ系or薄ピンク(パール入り)

ベージュ系口紅4種

口元はパール入りで光沢感のある唇にするのが人気でした。

色味はベージュ系薄いピンク系が人気で、とくに「クレージュの304番や305番」「MACのミスやシス」という色味は多くのコギャルが愛用していました。

パール入りのため、唇がやや白っぽくなっている点もコギャルの特徴でしたね!

アムラーとコギャルは同じ!とされることが多かったですが、詳しく見ていくと違いが見えてきました。

とはいえ、基本的に使っているコスメは同じで、濃さの違いくらいしか大きな違いはなかったのではないかなと思います。


近年、90年代を彷彿させるリバイバルファッションが流行していますので、メイクも90年代ギャルメイクにチャレンジしてみてはいかがですか?


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