2019年～2021年頃に流行った『ギャル語』!意味から使い方までを一挙紹介!

「乾杯」といった意味。

ローマ字表記の「Kan Pai」から2文字を取った言葉で、「KP」と書いて「ケーピー」と読みます。

仲間うちで乾杯する際の掛け声として使用するのが一般的です。

お酒の場だけでなく、ソフトドリンクで乾杯する時にも使えるので女子高生にも人気があります。

日常的な会話の中で使用することもありますが、ネット上で使われることのほうが多いようです。

動画配信者：「はい、片手にコップを持って～！KP～！」

閲覧者：「KP～！（コメントに書き込む）」

A：「ソフトドリンクだけど、一緒にKPしよ」

B：「いいよ！KP～！」

「ぴえーん」の略。

つまり、泣いている様子(🥺)を表現した言葉です。

ちょっとした悲しいことがあった時や、残念なことが起きた時に使用。

また、うれし泣きを表現する際にも使用されることがあります。

かわいらしく言うのがポイント。

「給料日前なのにもう金欠～。ぴえん。」

「無くしたと思ってたピアスが見つかったの。うれしすぎてぴえん。」

「わかる」→「わかりみ」に変化。

(「やばい」→「やばみ」、「あげ」→「あげみ」などと同様の表現。)

そして「わかりみ」の語尾に「深い」を付け加えることで、より強い共感を示すことが可能です。

A：「クリスマスが近くなると街中カップルだらけで嫌になるわ」

B：「わかりみが深い。私も彼氏ほしい」

ありきたりな表現しか思い浮かばない時や、言葉では言い表せないけれども何かを伝えたい、といった時に使用されます。

「語彙力が無い」「語彙力が無さすぎる」といったように使われることもありますが、語尾に「（語彙力）」といったように、付け加える使い方もあります。

また、会話中ではツッコミ感覚で「語彙力！」と使用することも。

「とりあえず、推しがかわいすぎてヤバい（語彙力）」

A：「この服、この部分がなんかかわいくない？」

B：「いや、語彙力！」

Instagramでファッションコーデを投稿する際に、「#きょコ」と使用するのが一般的。

ハッシュタグを付けて使用することで、SNSを通して、同じような趣味をもつ人と繋がれるようになります。

「パリピ」の類義語。

つまり、テンションの高い人や楽しくて仕方ない様子を意味します。

仲間とワイワイ騒いでいる時や、テンションが高ぶっている時に使用されます。

また、見た目がチャラそうな人のことを「やりらふぃー」と表現することも。

さらには、パリピが着ているようなファッションを「やりらふぃー系」と表現するなど、使い方は多岐に渡ります。

「友達と朝までやりらふぃーしてきたよ！」

「海行ったら、やりらふぃーにナンパされた」

「今日の服はやりらふぃー系でまとめてみた」

好きな人（もの）以外には関心がない、ほかに勝るものない、といった感情を表現する際に使用。

該当するものはアイドルやタレントはもちろん、食べ物やキャラクターなどでもOK。

「タピオカって言ったら、やっぱりタピオカミルクティーしか勝たん」

「男性の髪型だったら、短髪しか勝たん。ロン毛は認めない！」

その名のとおり、胸が「キュン」とときめくことを表した言葉です。

「胸キュン」という言葉から進化したもの。

「キュンキュン」した時や、「好き」や「かわいい」といった気持ちを表現する際に使われることが多いです。

人の言動や仕草だけに関わらず、動物やキャラクターなど幅広いものが対象。

「猫の寝顔がかわいすぎる！見てるだけで、きゅんです」

「彼の不意に見せる笑顔が、マジできゅんです」

「ぱおん」は、泣いている様子を表現した「ぴえん」が進化した言葉。

そもそも「ぴえん」は、うれしい時や悲しい時によく使われている言葉で、「ぱおん」は、よりその程度が大きいことを意味しています。

うれしい時や悲しい時など、感極まって涙が出そうな様子を表現したい時に使用。

主に、SNSやLINEなどの文面でよく使われます。

語尾に「ぱおん」を使うことで、可愛らしい印象を与えられるのも大きな特徴です。

また、「ぴえん超えてぱおん」と言い表して使われることもあります。

「気になる人に告白された。うれしすぎてぱおん」

「また今日も徹夜で勉強。ぴえん超えてぱおんだわ」

もともと関西では、「～してもらって」といった意味合いでよく使われていた言葉。

一方で、若者が使う「～してもろて」には、「～してよ」「～してほしい」といった意味があります。

相手に何かをお願いする時に、ソフトな言い回しとして使用します。

また、文中ではなく、文末で使われることが多いようです。

「とりあえずラスボスを倒してもろて～」

「早めに準備してもろて」

たとえば、オタクがよく使う「推しが尊い」は、「推しの存在が素晴らしい」といった意味になります。

つまり、何かに感銘を受けた時や感動した時に使われることが多いです。

「〇〇くん（推し）……、美しい、尊い」

「昨日コンサート行ってきたんだけど、推しが尊すぎた」

「今日元気ないけど、大丈夫そ？」

「ひととおり説明したけど理解できた？大丈夫そ？」

「あれ？」という意味。わからない時やとぼける時に使われる擬音です。

「はにゃ？」と言うことで、可愛らしさを表現できます。

疑問を感じた時や驚いた時などの感嘆詞として使用します。

とぼける時にも使用できる便利な言葉です。

「はにゃ？待ち合わせ場所ってここで合ってる？」

A：「ここに置いてあった私のプリン知らない？」

B：「はにゃ？知らないよ～」

物事が何をしてもうまくいかない時や、手の施しようがないさまを表現する際に使用されます。

また、ショックな出来事があった時など、絶望的な心境を表現したい時にも使える便利な言葉です。

「今日、テストがあるのを忘れてて詰んだ」

「どこかで財布を落としたかもしれない。これは詰んだわ」

「キャパオーバー」の略。

つまり、自分の許容範囲を超えて余裕が無くなる状態を指します。

「やばい」と同じような使い方。

マイナスな意味として使われることが多いですが、プラスな意味でも使える便利な言葉です。

「明日テストだから今日は徹夜。もうすでにきゃぱい」

「推しがかわいすぎてきゃぱい」

「イケてるね」「調子良いね」「盛れてるね」といった意味があります。

「（化粧が）盛れてるね」よりも、盛り具合を誇張した表現。

化粧が盛れている時や、ダイエットに成功している時など、相手の調子が良さそうな時に使用します。

基本的にポジティブな意味として、日常的な会話はもちろん、SNSやLINEなどで使うことが多いです。

また、「有名になってきたね」といった意味で使われることもあります。

「今日羽ばたいてるね！つけまつげ変えた？」

「近頃羽ばたいてるね！何か良いことあった？」

「ずっといっしょ」の略。

以前からギャル語として使用されていた「ズッ友（ずっと友だち）」が進化した言葉です。

InstagramなどのSNSやプリクラの落書きで多用されています。

「ずっしょ」を使うことで、友人との仲の良さをアピールできます。

また、恋人同士でも使用が可能。

「進路は別々だけど、私たちずっしょだよ」

「大好きな仲間♡ずっしょ♡」

「〇〇ちゃんはギャルべだから、ナチュラルメイクにしても変わらずギャルって感じ」

「私はギャルべじゃないから、ギャルべの子がうらやましいな～」

「色々な意味で」「全部合わせて」といった意味。

どんなことを聞かれても「こみこみで」と答えれば、なんとか相手をかわすことができる使い勝手の良い言葉です。

A：「なんで彼氏と別れちゃったの？」

B：「こみこみで！今度詳しく話す！」