1990年〜2010年頃に流行した「平成ギャル」が、再び注目を集めています。
メイクやファッション、ヘアスタイルなどを真似してアップした動画がSNSでバズっているのを見ることが多くなってきました。
平成ギャルたちがどんな曲を聞き、ギャル時代を過ごしていたのか気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事は再び脚光を浴びている平成ギャルたちがよく聞いていた楽曲の中から「あ・い・う・え・お」から始まるタイトルの曲をご紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき、お気に入りの1曲を見つけてください。
逢いたい…/YU-A
泣き歌の歌姫として同世代の女性からの支持を集めたYU-Aが2009年4月22日にリリースしたこちらの曲は、愛する人へのシンプルでピュアな想いを綴っている楽曲です。
レコチョクの着うた&着うたフルサイトでウィークリー2位を獲得。
携帯歌詞表示サイトでは2009年4月の月間ランキング1位や、CDオリコンチャートで初登場22位を記録しました。
別れを受け入れられずに過去の思い出を振り返り、思い出しては切なさで押しつぶされていく。そんな失恋したばかりの切ない感情を投げかけています。
YU-Aの透き通るような歌声が悲しさを倍増させ、多くの女性ファンを泣かせた一曲です。
Aitai/加藤ミリヤ
こちらの曲は2009年にリリースされた加藤ミリヤのアルバム「Ring」の収録曲です。
重めな歌詞が多く失恋ソングの女王とも呼ばれていた加藤ミリヤの代表曲の一つです。
一番じゃなくてもいい、ただそばにいるだけでいい…そんな叶わない恋をしている切ない気持ちが歌詞になっています。
歌詞を読むと、今でも好きな元彼に新しい彼女ができてしまった…けど未だ諦められない気持ちや、自分が浮気相手だとわかっているけど彼女(本命)のところへ戻らないでほしいという切ない片思いの心情が読み取れます。
失恋したときにこの曲を永遠に聞いて落ちるとこまで落ちる、病みソングの定番曲としても知られています。
会いたくて 会いたくて/西野カナ
2010年5月19日にリリースされた10枚目のシングル曲である会いたくて会いたくては、「カナやん」の愛称でお馴染みの西野カナの代表曲のひとつ。
会いたさのあまり体が震えてしまう "会いたくて会いたくて震える"というサビのフレーズが当時かなり話題になりました。
歌詞を読み解くと、振られてしまった元カレのことがまだ忘れられずに、今でも震えるほど会いたいという女の子の率直な気持ちが表れています。
元カレとはもう昔のような関係には戻れないと分かっていながらも気持ちには嘘をつけない、そんな場面に胸を打たれます。
失恋を経験したことがある人はとても共感できる歌詞で、傷ついた心に寄り添ってくれる楽曲なので、失恋からすぐに立ち直れずにいる方にはぜひ聴いてほしいです。
愛のうた/倖田來未
2007年9月12日にリリースされた37枚目のシングル曲である愛のうたは「くうちゃん」の愛称でお馴染みの倖田來未の代表曲のひとつ。
くうちゃんの友人やファンからの恋愛相談をきっかけに作成された曲で、好きな人と曖昧でグレーな関係だった女性目線で愛する人への想いを歌った儚くて切ないラブバラードです。
「今だけは嘘をついて 淡い言葉で信じさせてみて」「あいまいな関係でもいい いつもと変わらず優しくしていて」など気持ちが離れているのを感じながらも、嘘でもいいから一緒にいたいという切ない歌詞が特徴。
曖昧な関係を「灰色の夜空」と例えています。
アイのうた/福井舞
シンガーソングライター・福井舞のデビュー曲であるアイのうたは、映画「恋空」の主題歌として注目を集めました。
切ないけれど、前向きなミディアム・ラブバラードです。
「時は流れ 夢は流れ いろんなかたち変わっても あなたがただ ここにいれば それだけでいい」という歌詞が「恋空」の世界観にピッタリの楽曲でした。
i hate u/ISSA×SoulJa+ROLA
2011年にリリースされたISSA×SoulJaの3rdシングルです。
歌詞は愛する人に裏切られたときに感じる孤独や虚しさ、怒りをさらけ出しています。
言い過ぎなほどにリアルな言葉が並べられていて、聴いていて激しく共感してしまいます。
コラボしているモデルでタレントのローラは、この曲で歌手デビューしました。
ローラが歌うパートや、MVでISSAと向き合いながら歌うシーンにも注目していただきたいです。
アキラブ/Julie
2010年にリリースされたJulietの7枚目のシングル曲で、四季ラブシリーズ最後の楽曲です。(四季ラブシリーズは「ナツラブ」「フユラブ」「ハルラブ」「ハルラブ2」「アキラブ」と春夏秋冬のラブをテーマにしたシリーズです。)
アキラブは友達へのラブソングで、MVはPopteenモデルのぴかりん(椎名ひかりちゃん)と、みずきてぃ(西川瑞希ちゃん)が出演しています。
失恋した友達(ぴかりん)の話を(みずきてぃ)が電話で聞き、その後ぴかりんの家にみずきてぃが突撃して慰めたりするシーンで親友との絆や友達の大切さを感じられます。
あなたへ贈る歌/erica
2013年に配信されたerica の7曲目のデジタルシングル“あなたへ贈る詩”は、ericaに寄せられた恋愛相談や体験を元に制作されました。
一生懸命に恋する女の子の気持ちが書かれていて、キュンとする一曲です。
10年ほど前に流行した「LINE歌詞ドッキリ」によく使われた楽曲でもあります。
5年後のアフターソングである「あなたへ贈る歌2」も合わせて聞いてみてください。
And I Love You So/AK-69
2009年にリリースされたAK-69の楽曲で一番有名な曲です。
HIPHOP界でもザ・漢のAK-69の代表曲がラブソングというのは意外ではないでしょうか。
イントロのピアノや歌詞の雰囲気は甘い感じですが、言葉遣いは男らしさが溢れていて、カッコイイが詰まった一曲です。
いとしすぎて duet with Tiara/KG
2010年にリリースされたこちらの曲は、2009年にデビューしたKGとTiaraによるコラボ曲です。
「他の誰かの腕で眠る君を知っているのに」とあるように、恋人がいる人に思いを寄せている曲で、叶うことのない儚い片想いをテーマにした歌詞が魅力です。
当時SEVENTEENモデルをしていた桐谷美玲さんがミュージックビデオに出演しています。
ミュージックビデオは、同級生に片想いをする桐谷さんをメインにストーリーが構成されています。そんな桐谷さんに片想いする男の子目線の描写で、見ていても聴いていても切なくなる一曲です。
イマカレ、モトカレ/Natural Radio Station feat. 宏実
2011年にリリースされたこちらの曲は、タイトルにある通り、イマカレとモトカレの間で揺れる女性の切なくてもどかしいジレンマを描いた曲です。
男女のリアルな本音を綴った歌詞は、強く共感する部分が多いのではないでしょうか。
「愛したいのはあなたで、でも会いたいのは彼の方で」という歌詞がイマカレを愛したいのにモトカレに会いたいと思ってしまう複雑な女性の気持ちがよく表現されています。
Eternal/LGYankees
2008年にメジャーデビューシングルとしてリリースされました。
結婚式や、愛する人との永遠の絆をテーマに制作された楽曲です。
過去の思い出や一緒に過ごしてきた日々を振り返りながら、これから先の未来をともに歩む決意が歌詞に表現されています。
「ずっとはしゃいで喜ぶ仲間がいて そしてぐっと涙こらえてる親がいて育ててくれた人たちの前で そう 揺るぎ無い愛をここに誓おう」という歌詞が特に好きで、筆者自身が結婚式を挙げたときのことを思い出す楽曲です。
anytime/倖田來未
2008年にリリースされた39枚目のシングル曲です。
キリンチューハイ氷結のCMソングにもなりました。恋する女子の幸せな気持ちを描いたラブソングです。
ミュージックビデオのくぅちゃんが、金髪ショートにナチュラルメイクなところも可愛くて、見ても聴いてもキュンキュンする楽曲です。
いつもはガッツリメイクの彼女が、好きな人のためにナチュラルメイクにしている感じがして、まさに「恋する女の子」そのものです。
evolution/浜崎あゆみ
2001年にリリースされた20枚目のシングル曲です。
PVでは、ロングだった髪をバッサリ切って、ショートカットで出演しています。
そして、この時に尻尾をつけた衣装が話題となり、平成ギャルたちの間で流行しました。
21世紀の幕開けに発売されたこの曲は、アッパーで激しい曲調ではあるものの、足元を見失わないようにしっかりと新しい時代を迎えようという勢いが感じられるメロディーと歌詞で構成されています。
M/浜崎あゆみ
2001年2月7日にリリースされた“M”は、平成の歌姫でギャルのカリスマと称えられていた“あゆ”こと浜崎あゆみの代表曲の一つです。
近年では、2020年に放送が開始されたテレビ朝日とAbemaTV共同制作ナイトドラマ「M愛すべき人がいて」の主題歌に起用され、再び注目されました。
当時、曲名の「M」はサビ部分で登場するマリアが由来とされていましたが、2019年に発売された小説内で、実はavexのCEOである松浦勝人さん(Max Matsuura)のイニシャルであったことが公表され、世間で衝撃が走りました。
この曲で歌われるMARIAという存在を「聖母と呼ばれ強く気高いMARIAだって、きっと愛に泣いたりしたはず」と本人がコメントしています。
最後のフレーズにある「理由なく始まりは訪れ、終わりはいつだって理由を持つ」は、恋愛の本質を表現しています。自然に訪れる恋の始まり、一方で恋の終わりは「理由」がありますよね。曲の終わり方が、この曲の切なさを強調しているのが特徴です。
想いfeat.YU-A/童子−T
2009年に配信リリースされたこちらの曲は、男女のすれ違いを綴った切ない歌詞であるものの、アップテンポな曲です。
MVでも男女の気持ちのすれ違いを、扉を隔てて二人が歌うシーンで表現しています。
「願いfeat.YU-A」に続き、この楽曲がリリースされ、完結編としてリリースされた「誓いfeat.YU-A」も合わせて聴いていただきたいです。
ORION/中島美嘉
ORIONは2008年11月12日にリリースされた27枚目のシングルで、中島美嘉の代表曲の一つです。
冬のバラードの定番曲で、洗練されたバラードなメロディーと美しい歌声が心にグッときます。
2025年の現在も中島美嘉のカラオケ人気曲ランキングで、堂々の一位を飾っています。
失ったものへの悲しみが感じられつつも、未来への希望が分かるメッセージ性の強い歌詞に、涙した平成ギャルも多いはずです。
冬の星座といったらオリオン座。そんなオリオンに永遠の愛を誓うような歌詞ですね。
TBS系ドラマ「流星の絆」の挿入歌ということもあってか、ドラマとリンクする部分が多い歌詞になっています。