カラコンのサイズって14.0mm、14.5mm、15.0mmのように0.5mm刻みが一般的だったんだけど、つーちゃんカラコンは14.2mmと当時ではかなり珍しいサイズだったんだよ!
0.1mmの差で印象がだいぶ変わるからって、つーちゃん自身がサイズ感にかなりこだわって14.2mmというサイズを開発したんだって!
"カラコン"ことカラーコンタクトレンズはドイツにあるカール・ツァイス社が開発したもので、日本に上陸したのは1990年代。
上陸したての頃は、カラコン=特殊メイクや芸能人(主にビジュアル系バンド)が付けているものという認識でしたが、90年代後半から2000年代初頭頃になるとアムラーやあゆブームによりギャルたちの間でカラコンを付ける子がちらほら出てきました。
そして2005年8月のギャル雑誌でカラコンの宣伝が掲載されると注目されるようになり、「盛りメイク」が流行り出した2008年頃になるとカラコンを取り入れるギャルの割合が急増!
2010年代になるとギャルでカラコンを付けていない子はほぼいないのでは!?というくらい、ギャルにとってカラコンは欠かせない存在となりました。
カラコンはサイズによって目元の印象がかなり変わるのですが、当時はサイズが大きい方が盛れる!と思われていました。
THEカラコン!というかなり主張強めなデザインで高発色のカラコンが人気でした。
筆者がギャルだった2010年前後のカラコンのサイズは、14.0mm・14.2mm・14.5mm・15.0mm・15.5mm・16.0mmとかなりサイズ幅が広かった印象です。
濃いギャルメイクだと14.0mmは瞳(黒目)の大きさが物足りないため、14.2mm以上のサイズを使っている子が多かったです。
それでは、2010年代に人気のあったカラコンをいくつかご紹介します。
「キャンマジ」ことcandymagic(キャンディマジック)は、盛れる!と評判の「KINGシリーズ」をはじめ「BIGシリーズ」「GOSSIPシリーズ」などギャル人気の高いシリーズをたくさん販売しているカラコンメーカーです。
盛れるカラコンの代表的ブランドで、カラコン人気が高まった2008年頃から多くのギャルが愛用していました。
中でも当時一番人気のあったKINGシリーズをご紹介していきます。
2010年頃の盛れるカラコンといったらコレ!!
KINGシリーズは、黒くて太いフチとまだら模様が特徴的で、着けるとデカ目効果が期待できるカラコンです。
ギャル雑誌小悪魔aeghaのモデルで“盛りメイクの達人”として知られるさくりな(桜井莉菜ちゃん)がイメージモデルを務めていたカラコンとしても有名で、別名「さくりなカラコン」と呼ばれていました。
イメージモデルだったさくりなが実際に愛用していたこともあり、アゲ嬢系ギャルの愛用率がとても高かった印象です。
カラーはブラウン・グレー・ブラック・ブルーの4色展開で、中でもブラウン(KINGブラウン)がダントツ人気でした。
このKINGブラウンは黄みの強いブラウンカラーにフチがしっかりとあるため、とにかく盛れます!
DIA(レンズの直径)16.0mm、着色直径15.5mmとサイズが大きく、筆者の周りのギャルでサイズの大きいカラコンが欲しい子はみんなKINGシリーズを使っていたような・・・!?
実際に筆者が使ってみた感想は、自撮りする時にかなり盛れる!けど、目が小粒さんだと白目がほぼなくなってしまったため、目が大きい子向けのカラコンだなと思いました。
現在は、1ヵ月用の他に1dayタイプもあり、DIA14.5mm、着色直径13.8mmとDIA15.0mm、着色直径14.5mmの2サイズが展開されています。
2010年頃は使用期限1ヵ月、価格5,480円(2枚入り)と高いな~という印象でしたが、今(2022年8月時点)は、DIA14.5mm、着色直径13.8mmの方が1,980円(度なし2枚入り)、DIA15.0mm、着色直径14.5mmの方が2.178円(度なし2枚入り)とかなり安くなっています 😍!
AngelColor(エンジェルカラー)は、カリスマギャルモデル益若つばさちゃんや星あやちゃんなどのモデルプロデュースのカラコンを多数販売しているメーカーです。
多くのギャルが憧れていたギャルモデルプロデュースのカラコンということもあり、注目度がかなり高く筆者もよくお世話になっていたカラコンメーカーです。
そんなAngelColorの中でもとくに人気が高かった「バンビシリーズ」と「クォータービジョンシリーズ」を今回はご紹介していきます。
Bambi(バンビ)シリーズは、カリスマギャルモデル益若つばさちゃん(つーちゃん)プロデュースのカラコンです。
グラデーション系レンズ3色とサークル系レンズ1色の計4色でカラー展開されており、2010年8月にプレスリリースされると、発売前からかなり注目されていました。
それぞれのカラー名がチョコレート・グリーンアップル・セサミグレー・アーモンドと食べ物にまつわる名前がついており、斬新なカラー名も話題となりました。
4色のうち一番人気だったカラーはチョコレートで、赤みのあるブラウンのグラデーション系レンズはどんな系統のギャルメイクにも合いました。
また、筆者イチオシのセサミグレーはグレーのグラデーション系レンズで、内側にある黄色いフチが付けた時にしっかりと発色し、外国人感が増すカラー。
ハーフ系ギャルメイクの時にこのカラコンをしていると、周りの友達から褒めてもらえる率が高かったです!
サイズはDIA14.2mm、着色直径13.8mmとギャルが好むカラコンにしてはサイズが小さめでしたが、フチありのためかなり盛れました!
大きいサイズのカラコンに比べ、付け心地が良く、発色も◎!
自撮りやプリクラでも盛れたので、何度もお世話になっていました。
残念ながら全カラーとも廃版となってしまいましたが、Bambiシリーズ自体は残っており、イマドキのナチュラルメイクやあざとかわいいモテメイクに合うちゅるん系カラコンがラインナップされています。
カラコンのサイズって14.0mm、14.5mm、15.0mmのように0.5mm刻みが一般的だったんだけど、つーちゃんカラコンは14.2mmと当時ではかなり珍しいサイズだったんだよ!
0.1mmの差で印象がだいぶ変わるからって、つーちゃん自身がサイズ感にかなりこだわって14.2mmというサイズを開発したんだって!
QUARTER VISION (クォータービジョン) シリーズは、お姉ギャル雑誌「nuts」で看板モデルとして大活躍していた 星あやちゃんがデザインプロデュースしたカラコンです。
モデルプロデュースカラコンの第一号といわれており、 色素の薄い外人さんのような瞳を手に入れることができるカラコンとして人気でした。
2010年前後のラインナップは「ヌーディークォーター」と「ヴァージンクォーター」の2色。
ヌーディークォーターはブラウンカラーが3色、ヴァージンクォーターはブルー・グリーン・グレーの3色が混ざり合った神秘的なグラデーションカラーで、 角度によって色の見え方が変わる不思議な発色をするカラコンでした。
DIA14.0mm、着色直径13.4mmとギャル系カラコンの中ではサイズが小さかったため、瞳の大きさで盛る!というよりも、 黒目の色素を薄くしてハーフ・クォーター顔を手に入れたい子向けのカラコンでした。
カリスマギャルモデルの舟山久美子ちゃん(くみっきー)プロデュースのカラコンです。
2012年頃に発売し、Popteen等の雑誌でも沢山紹介されていて、ガーリーなものからナチュラルなものまであり、甘ギャルや清楚ギャルに大人気のカラコンでした。
りすシリーズ(GirlyChip)・くまシリーズ(PureBear)・ねこシリーズ(PurrMicia)・ひよこシリーズ(RomanChick)と4シリーズ全15種類ありました。
シリーズ名が動物モチーフになっていて名前だけでもとても可愛いカラコンですね!
ひよこシリーズ以外は4色展開で、カラー名もソイラテ(ブラウン)、チョコレート(黒・グレー)、ローズヒップ(ピンク)、グリーンティー(グリーン)と、これまたオシャレで可愛い!
全シリーズともソイラテ(ブラウン)が一番人気でした!
DIA14.5mm、着色直径13.9mmと大きくしっかり太めのフチありで、クリクリなデカ目になれるかつ瞳が綺麗に見えるのも人気の理由でした。
りすシリーズ(GirlyChip)は、ピュリームで人気No1のシリーズでした。
まるでお花のような珍しいデザインが特徴で、色のトーンが落ち着いており派手過ぎないカラコンです。
程よい太さのフチと色味でデカ目なハーフ顔になることができると評判でした!
くまシリーズ(PureBear)のソイラテ(ブラウン)は、くみっきーが当時一番愛用していたカラコンです。
シンプルなデザインですが、クリクリとした可愛いお人形のような黒目にしてくれます!
ナチュラルに甘顔になれるため、メイクが比較的薄めな甘ギャルメイクとよく合いました。
ピュリームのカラコンはパッケージがメルヘンなデザインで思わず手に取りたくなる可愛さでした!
ロデオのカラコンは使用期限が最長1年で、価格が3000円代とコスパの良さが魅力的でした。
公式通販サイト「GLAM LENS」のみで販売されているカラコンのため、上記でご紹介したカラコンに比べて知名度は低かったです。
2010年代のロデオの人気No.1カラコンといえば、「PINKY DEVIL(ピンキーデビル) 」シリーズ!
レンズのギリギリまで広く着色されていてとにかく高発色!黒フチも太く、程よくデカ目かつハーフ顔になることができました。
ブラウン、ブルー、グリーン、ブラック、ピンク、ヴァイオレット、グレーと7色というカラーバリエーションの豊富さも魅力です。(ブラウンが人気でした!)
また、DIA 14.7mm着色直径14.4mmとよりサイズを大きくした「PINKY DEVIL ULTRABIG(ピンキーデビル ウルトラビッグ)」シリーズも登場!
PINKY DEVIL(ピンキーデビル) シリーズよりもさらにデカ目なハーフ顔になれるカラコンでした。
他にも、ギラギラ模様が個性的な「Fabby(ファビー)」や、発色控えめで普段使いしやすく清楚ギャルにも使いやすい「TALT(タルト)」等のシリーズもありました!
綺麗な色味で高発色な点とバリエーションの豊富さが売りの「TeAmo(ティアモ)」!
通販・一部ドンキで販売されていて、通販では定期的にセールがされて、お得に購入する事が出来るカラコンでした!
数ある種類の中、特にフチが太めでぱっちりデカ目になれる「Darling(ダーリン)」シリーズやフチが控えめで透明感が綺麗な「Tearly (ティアリー)」のシリーズのブラウンやうるっとしたチワワ顔になれる「Tough Black(タフブラック)(黒)」などはとても盛れました!
現在(2023年10月時点)のティアモでは、「Darling(ダーリン)」等のギャル向けなカラコンはもちろん、ナチュラル・うるつや・コスプレ向きのカラコン等も豊富で販売されているので、嬉しいですね!
今回は平成ギャル人気の高かったブランドのカラコンをいくつかピックアップしてご紹介しましたが、当時は他にも
などのカラコンもありました。
ドンキで様々なメーカーのカラコンを手軽に購入することができた時代だったため、新しいカラコンに買い替える時、いつものお気に入りのカラコンにプラスして新たなカラコンに挑戦してみるのが筆者の楽しみでした。
カラコンは、カラーだけでなく直径(DIA)やベースカーブ(BC)も確認し、自分の瞳に合ったものを選びましょう。(目の悪い人は視力もです!)
人気だから!という理由で選ぶと目がゴロゴロしたり、痛くなるなど失敗することもありますのでくれぐれもご注意ください。
初挑戦の方は、眼科で自身の瞳のベースカーブや視力を調べてもらってから購入すると良いでしょう。