KATEとは？
KATEは、1997年にカネボウ化粧品から誕生したコスメブランドです。
「プチプラコスメ」の代表的ブランドで、ガングロギャルの時代から今もずっと人気があります。
KATEコスメの中でもギャル人気が特に高いアイテムが、アイブロウパウダーとアイシャドウです。
アイブロウパウダーは発売されて以降ずっと人気があり、令和の時代でも愛用者の多いロングセラー商品です。(リニューアルされ商品名は変わっています。)
アイシャドウは新作が出る度に注目されており、中でも「フラッシュクラッシュ」や「スパイシーアイズ」は2000年代初頭のギャルならみんな持っていた！といってもいいくらい大大大人気アイテムでした。
近年では、二重ラインや涙袋ラインを強調したい時に使える「ダブルラインエキスパート(リキッドライナー)」や、マスクをしていても落ちにくいと評判の「リップモンスター(口紅)」などがバズりコスメとしてSNSやTVで取り上げられています。
平成ギャルたちがこぞってKATEを愛用していた理由
- 値段が安い
- 発色が良い(品質が良い)
- カラバリが豊富
- 取り扱い店舗が多い
値段が安い
KATEのコスメは価格が安いプチプラコスメとして有名です。
多くのアイテムが1000円台で購入できるため、手軽に試してみやすい点が人気の理由の一つです。
発色が良い(品質が良い)
KATEのコスメは安いだけでなく、高発色なアイテムが多くお値段以上！と評価されています。
ただ安いだけでなく、お値段以上の品質の高いコスメであることから長い間ギャルたちに支持されているのです。
カラバリが豊富
アイシャドウやリップをはじめ多くのアイテムでカラーバリエーションが充実している点も魅力の一つです。
平成ギャル人気の高かったアイシャドウは8色展開されることが多く、同じブラウン系カラーだけでも2～3種類あることも！
また、ピンクやブルー系などのカラーアイシャドウが多数発売されていたところもギャルにとってはポイントが高かったです。
ブラウン系シャドウが主流となった2005年以降も、夏限定でカラーメイクをする子が多かったため、安く買えるKATEのカラーシャドウは需要が高かったです。
取り扱い店舗が多い
KATEはドラッグストアやドンキ、イトーヨーカドーなどの量販店などで買うことができます。
デパコス(デパートコスメ)と違い、身近な場所で売られているため、手に入れやすかったところも人気だった理由の一つです。
KATEの中でとくに人気のあったコスメ
フラッシュクラッシュ BU-1
1999年8月に発売された「フラッシュクラッシュ」というアイシャドウは、ラメがたっぷりのアイグロス1色とパウダー2色入りの3色パレットです。
カラバリは、ブルー・グリーン、ゴールド・パープル・ブラウン・ブラックなどがありましたが、中でもブルー(BU-1)が人気でした。
こちらのアイシャドウの特長はとにかくラメ感が強いこと！
真中の白シャドウはパール入り、右側のシルバーにはギラギラのラメ入りで、塗ると一瞬にして目元を華やかにすることができました。
(時間が経つと目元のラメがどんどん落ちていき、顔面全体がキラキラになってしまうこともあったとか😂)
発売してすぐに話題のコスメとなり、発売から2ヵ月で100万個を売り上げたのだとか！
発売してから2004年頃までずっと人気で、この時代のカラーシャドウといえば「フラッシュクラッシュ！」というくらい、ギャル愛用率の高いものでした。
スパイシーアイズ BR-1
2001年8月に発売された「スパイシーアイズ」は、フラッシュクラッシュよりもしっとりとしたパウダーが特徴のアイシャドウ。
ラメ感も控えめで使いやすいという意見が多かったです。
カラバリはブラウン・パープル・ブルー・ピンク・レッド・グリーンなどがありましたが、ギャル人気がダントツで高かったのはブラウン(BR-1)です。
2000年代初期のブラウン系シャドウといえば「ブルジョワのアイシャドウ」が人気でしたが、それに次ぐ勢いで人気がありました。
当時は白浮きするくらい濃いハイライトや、ここに入れてます！と主張する濃いノーズシャドウで顔に立体感を出すギャルメイクが人気だったため、こちらのアイシャドウをハイライトやシェーディング代わりに使うことも多かったのだとか！
このパレット1つでアイシャドウとしてだけでなく、ハイライト、シェーディングとしても使えたなんてコスパ良すぎなアイテムでしたね！
グラディカルアイズ
2003年に発売された「グラディカルアイズ」は、同系色の薄い色～濃い色までが4色入ったグラデーションパレット。
カラバリはゴールド・ベージュ・ブルー・ピンク・グリーン・ワインなどがありましたが、中でもゴールド(GD-1)が人気でした。
こちらのアイシャドウパレットはチップとブラシ付きで、薄い色をブラシで、濃い色をチップで塗るとキレイなグラデーションメイクを作ることができました。
また、一番薄い色はハイライト代わりに使うギャルも多くいました。
KATEはグラデーションシャドウの立役者として有名ですが、KATEからグラデーションシャドウが発売されるようになったのはこの頃からだとされています。
グラディカルアイズは、2005年にグラディカルアイズN、2007年にグラディカルアイズSとしてリニューアルされており、長いことギャルたちの間で人気がありました。
パウダージェルライナー
2007年2月発売の「パウダージェルライナー」は、(おそらく)ドラコス初のジェルライナーです。
アイライナーといえばリキッドやペンシルタイプが一般的ですが、ジェルライナーは他の2タイプよりも漆黒感が強くヨレにくいため、2008年前後にギャルたちの間で大流行しました。
当時、ジェルライナーといえば「ボビーブラウンのジェルライナー」が有名でしたが、ボビーブラウンはデパコス(デパートコスメ)のため、高くて買えない…という子も多く、そんな時に登場したのがKATEのジェルライナーです。
付属の筆付きで1200円と、ボビーブラウンの約3分の1の価格で手に入れることができるため、多くのギャルが使っていました。
使い方はリキッドやペンシルタイプと同様に、目の際へラインを引くのに使ったり、粘膜を黒く塗りつぶすのに使われていました。
とくに粘膜は色落ちしやすい箇所のため、落ちにくいジェルライナーが重宝しました。
デザイニングアイブロウN
2001年8月発売の「デザイニングアイブロウN」は、KATEコスメの代表的存在。
平成ギャルが愛用していたKATEのコスメランキングTOP3に入る名品といえます。
KATEといえばアイブロウパウダー！眉メイクには欠かせない！何回リピ買いしたかわからないくらいずっと愛用している♡という意見も多く、発売以来ずっと大人気のロングセラー商品です。
こちらのアイブロウパウダーは、眉毛を描くとき以外にもノーズシャドウとして使うことができ、2種類の筆を使うことでキレイな眉毛を作り上げることができました。
また、近年流行りの涙袋メイクで陰影を作る際にも使える！と言われており、リニューアルしたデザイニングアイブロウ3Dという商品は、令和の時代でも多くの女性たちから支持されています。
平成ギャルの化粧ポーチの中には、必ず1つはKATEコスメがある！というくらいKATEは平成ギャルたちにとって欠かせないコスメブランドでした。
令和版eggやnutsでもKATEコスメを愛用しているギャルモデルは多く、ブランド誕生から25年経った今でも多くの女性たちから支持されていることがわかります。
近年では「リップモンスター」という口紅が、マスクをしていても付きにくいと評判で、欲しくても売り切れていてなかなか買えないバズりコスメとして話題になっています。
今後も時代にあったバズりコスメが多数登場すると思いますので、みなさん要チェックですね！
