ギャルの歴史

2010年前後はカナやん風甘ギャルが大流行!ギャルブロガーも登場!

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2010年頃、歌姫「西野カナちゃん」の登場で、小花柄ワンピース×カンカン帽ガーリースタイルの甘ギャルが続出しました。

ギャル雑誌では各雑誌を引っ張っていた人気ギャルモデルたちが相次いで卒業し、次世代ギャルモデルたちの時代に突入!

専属モデルの多くが黒ギャル()だった雑誌にもふんわりとした雰囲気の甘めギャルが多数登場するようになってきました。

黒ギャル・・・日焼けサロンなどで肌を焼いているギャルのこと。

肌を焼かない「白ギャル」の対義語として使われています。

カナやん風ガーリーファッションが人気

カナやん風ギャル-1 カナやん風ギャル-2

恋愛ソングの歌姫としてケータイ世代のティーンズたちから支持されていた「西野カナちゃん(通称:カナやん)」。

彼女の影響で2010年頃は「ガーリー系」や「甘辛MIX」と呼ばれるファッションが流行!

中でも当時カナやんがよく着用していた「カンカン帽)」は甘ギャルなら全員持っていたといっても過言ではないくらいの大ヒット!!

小花柄や白色のワンピースダンガリーシャツウエスタンベストを合わせたスタイルは多くの甘ギャルがしていました。


カンカン帽・・・帽子のトップクラウン(頭頂部分)とツバの部分が平らになっている点が特徴の麦わら帽子のこと。

カナやん(西野カナちゃん)ブームで2010年頃に大流行しました。


次世代ギャルモデルたち登場

ギャルたちの憧れが“芸能人”から“ギャル雑誌のモデル”というより身近な存在になっていた2010年頃。

Popteen(ポップティーン)」「egg(エッグ)」「Ranzuki(ランズキ)」などのギャル雑誌では、2000年代初期頃から各雑誌を引っ張っていた、いわゆる看板モデルたちが卒業し、次世代エースたちが大活躍していました。

Popteen

Popteenでは、ギャルのカリスマと称されていたつーちゃん益若つばさちゃん)の卒業後、くみっきー舟山久美子ちゃん)が一躍人気に!

2009年3月号から2010年7月号まで17か月連続で表紙を飾るなど、次世代エースとして大活躍していました。

「Popteen」2009年3月号

「Popteen」2009年3月号(2009/01/31発売)
出版社:角川春樹事務所
表紙:舟山久美子

この頃からポップティーンはふんわりとした甘めギャルがメインの雑誌となり、人気モデルも白ギャルがメインとなりました。

egg

eggでは、個性的なファッションで多くのギャルを魅了していた「渡辺かおるちゃん」の卒業後、ろみひ細井宏美ちゃん)とかなこ川端かなこちゃん)の「ろみかなコンビ」が爆発的人気に!

ろみひちゃんが他雑誌に移籍した2012年夏頃までの間、eggの看板モデルとして同誌を盛り上げていました。

egg別冊「egg120%ろみかな」

egg別冊「egg120%ろみかな」(2010/7/12発売)
出版社:大洋図書
表紙:川端かなこ(左)、細井宏美(右)

“ろみかな”の2人は甘ギャルがブームとなってきていた時代でも王道の黒ギャルを貫いており、多くのギャルたちを魅了していました。



その後、「ねもやよ」こと「根本弥生ちゃん」も人気に火が付き、ろみかなコンビと共にeggの看板モデルとして大活躍していました。

「egg」2012年2月号

「egg」2012年2月号(2011/12/28発売)
出版社:大洋図書
表紙:根本弥生

Ranzuki

Ranzukiでは、「すず」の愛称で親しまれた「鈴木あやちゃん」が2008年1月号から19回連続で表紙を飾り、Ranzukiの看板モデルとして同雑誌を引っ張っていました。

筆者の中で「Ranzuki=すず」というイメージが強く、Ranzuki歴代モデルの中で最も人気があったのがすずではないのかなと思います。

「Ranzuki」2009年11月号

「Ranzuki」2009年11月号(2009/09/23発売)
出版社:ぶんか社
表紙:鈴木あや

小悪魔ageha

他のギャル雑誌では次世代モデルが続々と登場する中、小悪魔agehaでは「さくりな」こと「桜井莉菜ちゃん」が不動の人気で、同誌の看板モデルとして大活躍していました。

「小悪魔ageha」2012年4月号

「小悪魔ageha」2012年4月号(2012/03/01発売)
出版社:インフォレスト
表紙:桜井莉菜

読モもブロガーが当たり前!?

ギャル雑誌に載る!というのは多くのギャルの憧れだったのではないでしょうか?

読モになるための第一ステップといえばスナップ)に載ること。

どのギャル雑誌にも毎月スナップコーナーが設けられていて、スナップで編集部員さんの目に留まると企画に呼んでもらえるようになります。

そのため、ギャルモデルになりたい子たちは事務所に入ったり、おしゃれをして渋谷に通いスナップに載せてもらうというのが一般的でした。

しかしこの頃になると、雑誌の読モになる条件の中に“ブロガー”が含まれてきて、購読者数が多い方が様々なギャル雑誌に出させてもらいやすい時代になっていました。


スナップ・・・渋谷で見つけたおしゃれでかわいいギャルたちを撮影した写真が掲載されているコーナーのこと。全国各地のギャルを紹介する地方スナップというコーナーが設けられることもありました。


読モになりたい子はコーデメイクプリクラ購入品などのネタで毎日1~3記事BLOGを書いたりしてがんばっていたんだよ!

吹き出し用ギャル

ブロガールズ誕生

2009年、ギャルをはじめ多くの女子中高生たちの間でCROOZblogクルーズブログ)というブログサービスが大流行していました。

中でも人気のあったギャルブロガー「ゆんころ小原優花ちゃん)」「おかりえ松岡里枝ちゃん)」「あいにゃん鈴木愛里ちゃん)」たちを初期メンバーに迎え“ブロガールズ”というブロガー集団が誕生!

このブロガールズたちはPopteeneggなどのギャル雑誌で活躍したり、コスメや美容グッズなどの商品プロデュースに携わる活動を行っていました。


ブロガールズは今でいうインスタグラマーのような活動をしていたギャルブロガーたちの集まり。
インフルエンサーとしてギャルたちのたくさんの情報を発信してくれていたよ!!

吹き出し用ギャル

ギャルブロガーたちの雑誌が誕生

ギャルをはじめ多くの中高生がCROOZblogBLOGを書いていた時代。

ブログを書くこと・(他の子のブログを)読むことが日課の子が多くなっていた時代に合わせてNickyニッキー)」というギャルブロガーが専属モデルを務める雑誌まで登場しました。

「Nicky」2010年11月号

「Nicky」2010年11月号(2010/09/29発売)
出版社:竹書房
表紙:橋本甜歌

この雑誌は専属モデルから読モまで紙面に出ている子は全員“ブロガー

他雑誌に比べより身近な存在ともいえるブロガーがモデルを務めていた雑誌だったため、読者は紙面で気になる子がいたらその子のブログを購読しに行き、1日に何人ものブログを読み漁る!なんてこともザラでした。

当時のギャルたちの様子

当時のギャルたちが集まってしていたこと
  • croozblog(クルーズブログ)を書く
  • SBYでタピる
  • プリクラを撮る
  • カラオケ
  • ギャルサーに入る
  • ギャルモデルに会えるイベントへ行く
などなど!

croozblog(クルーズブログ)を書く

ギャルたちにとってブログを書くことは当たり前!

  • コーデ
  • メイク
  • 購入品
  • コーデ
  • 日記

などのテーマで毎日BLOGを更新していました。

今でいうInstagramTwitterみたいに毎日欠かさずBLOGを更新するギャルが多かったよ!

吹き出し用ギャル

SBYでタピる

タピオカミルクティー

ギャルの聖地、渋谷109の最上階にあった「SBYエス・ビー・ワイ)」

そこには最新のコスメカラコンファッション小物がたくさん!

そんなSBYの一角(エスカレーター上ってまっすぐ進んだ所)にはタピオカ屋さんがあり、渋谷109に買い物に来た多くのギャルがタピオカドリンクを買って休憩していました。

プリクラを撮る

落書き入りプリクラ(これから~)

この時代のプリクラは別人レベルに顔が盛れる機種が勢揃い!

当時ブログに「今日のプリクラ」を投稿すると、PV数(閲覧数)やブログの購読者数が増える傾向にあったため、友達と遊ぶ日はみんな欠かさずプリを撮っていました。

カラオケ

ギャルたちの遊びのひとつである“カラオケ

  • あゆ(浜崎あゆみさん)
  • くぅちゃん(倖田來未さん)
  • カナやん(西野カナちゃん)
  • 加藤ミリヤさん
  • Juliet(ジュリエット)
などなど!

みんなそれぞれ好きなアーティストの曲を熱唱して盛り上がっていました。

ギャルサーに入る

ギャルサー全盛期は過ぎていたものの、まだまだギャルサーに入っているギャルもいた時代。

センター街でミーツ(ミーティング)したり、プリクラを撮ったりして過ごしていました。

また、夏と冬に多くのギャルサーが出演する「ラブサン)」「D-1)」「キャンサミ)」などが開催されていたため、多くのギャルがイベントに参加し青春を楽しんでいました。

ラブサン・・・渋谷のギャルサーたちが協力し合い作り上げる、ギャル・ギャル男向けの夏一番盛り上がるイベントのことです。

ラブサンの主な内容は下記の通りです。

  • 日本一のパリピを決める「パリピコンテスト」
  • 人気ギャルモデルたちによるファッションショー
  • ギャルたち注目のアーティストによるライブ
  • ラブサンスタッフ(サー人)によるパラパラやヒップホップダンス

アーティストライブでは「あやまんJAPAN」や「Juliet(ジュリエット)」など当時絶大な人気のあったアーティストも多数登場していました。

正式名称は「LOVE SUNSHINE(ラブサンシャイン)」で、「D-1」と主催者が同じになります。

D-1・・・ラブサンと同じく、ギャルサーや渋谷系モデルが所属している事務所などによって作り上げられるギャル・ギャル男向けの冬一番盛り上がるイベントのことです。

D-1の主な内容は下記の通りです。

  • 関東一可愛い女子高生を決める「関東女子高生ミスコン」
  • ギャルたち注目のアーティストによるライブ
  • 人気ギャルモデルたちによるファッションショー
  • D-1スタッフ(サー人)によるパラパラやヒップホップダンス

中でも目玉なのが「関東女子高生ミスコン」。

過去にファッション雑誌ポップティーンで大活躍した舟山久美子ちゃん(くみっきー)や椎名ひかりちゃん(ぴかりん)、テラスハウスで注目を集めた永井理子ちゃん(りこぴん)などもグランプリに選出されており、「ギャルモデル界の登竜門」として注目されていました。

正式名称は「D-1 DREAM PROJECT」で、「ラブサン」と主催者が同じになります。

キャンサミ・・・毎夏「渋谷O-EAST」で開催されていたギャルの祭典のことです。

キャンサミの主な内容は下記の通りです。

  • ギャル系ファッション雑誌egg・men’seggモデルによるファッションショー
  • (イベント主催事務所の所属者がメインの)ギャルアーティストらによるライブ
  • キャンサミスタッフらによるパラパラショー

「ラブサン」「D-1」と同様に渋谷系モデルが所属している事務所やギャルサーたちによって作り上げられるイベントでしたが、主催者が別のため内容が若干異なっていました。

中でも激アツだったのが、「egg・men’seggモデルによるファッションショー」。当時大人気のモデルさんたちが続々登場するファッションショーはイベント最大の盛り上がりを見せていました。

正式名称は「Campus Summit(キャンパスサミット)」です。

ギャルモデルに会えるイベントへ行く

人気ギャル雑誌Popteen主催の「アゲる!Popteen祭り」やeggモデルmen'seggモデルが出演する「キャンサミキャンパスサミット)」など

当時は夏になると何かしらギャルが喜ぶイベントが開催されていました。

憧れのモデルたちを生で見られる絶好の機会だったため、多くのギャルがイベントへ足を運んでいました。

イベントではないけど、毎年夏になると湘南の海の家にはギャルモデルが遊びに行っていたから湘南に遊びに行けばギャルモデルたちと交流することもできたんだよ~🥰

吹き出し用ギャル

ギャルたちの憧れの存在が芸能人から雑誌の専属モデル読者モデル人気ブロガー)などより身近な存在になっていた時代。

ブロガーとして人気を得たギャルはコスメのプロデュースに携わったり、アーティストのPVに出演したりと、インフルエンサーとして様々な活動をしていました。

その後時代が進むとギャル文化にも異変が…!?

2014年頃になるとギャルがどんどん清楚化されていき、派手で濃いメイクのギャルたちがどんどん減っていきました。

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