2006年頃はバーバリー風のチェックマフラーが1000円くらいで買えたから、筆者の周りではベージュとグレーを2色持ちしている子が多かったきがする~
今回は平成ギャルの代名詞ともいえるコギャルたちの制服スタイルを詳しくご紹介していきます。
1990年代のコギャルたちの制服の着こなし方
POINT
- スカートの丈はとにかく短く!
- カーディガンの色はベージュ・白・紺(ラルフローレンが人気)
- ルーズソックスはアメリカのブランド「E.G.スミス」の100cm以上がGOOD!
- ソックタッチを使ってルーズソックスのずれ落ち防止
- スクバにはハイビのアクセや髪留め・クリップをつける
- たまごっちを持ち歩く
- サブバッグはミジェーンのショッパー
- PHSにはストラップじゃら付け
- マフラーはバーバリーやフェンディ
コギャルたちに流行った!流行アイテムは?
ルーズソックス
コギャルといったら「ルーズソックス」!!
「ルーズソックス」なしではコギャルは語れません!というくらいの定番アイテム。
90年代は「E.G.スミス」というアメリカブランドのルーズソックスが流行り、丈は100cm以上が鉄板!長ければ長い方がいい!と言われていました。
そのため、ルーズソックスを2本用意し、1本は足首より下部分をカット(レッグウォーマーのように)し、 2本を合体させて履いている強者もいたとか!
また、ルーズソックスのゴムを抜いた「ゴム抜きルーズ」も人気で一部地域でよく履かれていたといいます。
(左)通常のルーズソックス、(右)ゴム抜きルーズのイメージ
ソックタッチ
ソックタッチとは、丈の長い靴下のずれ落ちを防止するための「のり」のことです。
使い方は簡単!靴下を履き、上部を一度外側に折り返す→ソックタッチを足の周りに一周塗る→折り返し部分を戻す(ソックタッチを塗った部分にのせる)
これだけです!
ソックタッチを塗ると好みの高さにルーズソックスを固定することができたため、多くのコギャルたちに愛用されていました。
ラルフローレンのカーディガン
こちらもコギャルにとって定番アイテム!
ベージュや白、ネイビーなどのカーディガンはラルフローレンのものが大人気!
胸元にあるマークがワンポイントでかわいいですね!
あえて大きめサイズを買い、ダボっと着るのがコギャル流でした。
カーディガン=寒い時に着るイメージがありますが、コギャルの時代は暑い時でもカーディガンを腰に巻いて身に着けていました。
また、夏場はベストタイプも人気があり、ラルフローレンの紺色ベストを着用しているコギャルが多かったです。
ハイブランドのマフラー
冬の必須アイテムであるマフラーは、ハイブランドのものが人気。
中でもチャック柄がかわいい「バーバリー」や”F”の総柄デザインが人気の「フェンディ」のマフラーは、多くのコギャルが着けていました。
バーバリーやフェンディのマフラーは筆者が学生時代(2006年頃)も人気があり、毎年冬になると多くのJK(女子高生)が身に着けていました。
ミニスカート
制服のスカートを短くするのはもはや鉄板!
折る・切る・縫うなど様々な方法でみんなスカート丈を短くしていました。
スカートを折る
校則が厳しく切ることができない子の多くはスカートを折って短くしていました。
学校では1回、外では3回と場所に合わせて折る回数を変えていた子も!
手軽に丈を短くできるため人気のある方法したが、一点だけデメリットも・・・
それは、折りすぎるとプリーツが変になること。
外側に折るととくに起こりやすいのですが、折る回数が増えるとプリーツが変になるし、前後の丈の長さが変わってしまうため、折っても3回までにとどめる子が多かったです。
ベルトで上げる
イーストボーイや100円ショップなどに売られていたスカート上げ専用のベルトを使いスカート丈を短くする方法も人気でした。
慣れてくるとキレイに上げることができるし、丈を戻すのも一瞬!!
プリーツがヨレずに好みの丈まで短くできるため、一本持っていると重宝しました。
裾を切る
校則がゆるい高校に通っている子たちには、切って裾上げする方法がダントツ人気でした!
一度裁断してしまえば、折ったりベルトで上げたりする手間がなく、ミニスカートを履くことができます。
しかし校則が厳しい高校へ通う子がこの方法をしてしまった場合、新しいスカートを買いなおす羽目に・・・
縫って裾上げ
切らずに裾上げすると丈を戻さなくてはならなくなった時、戻すことが可能なため切るよりもリスクが少ない方法として人気がありました。
たまごっち
たまごっちは1996年11月23日に発売された「デジタル携帯ペット」がコンセプトのキーチェーン型の電子ゲーム機のことです。
「たまごっち」の由来は、「たまご」と「ウォッチ(腕時計)」を組み合わせた造語。
毎日お世話をすることでキャラクターを育てることができる育成ゲームで、1997年に社会現象となるほど大ヒットしました。
当時はたまごっちを持っていることが一種のステータスとまで言われており、複数個を同時に持ち歩く(育てる)コギャルもいたとか!
令和の時代でも子供たちを中心に人気があり、サンリオや人気アニメ「鬼滅の刃」、9人組グローバル・ガールズグループ「NiziU」コラボなど、数々のコラボ商品も発売されています。
ショッパー
ショッパーはアパレルブランドで買い物をした時にもらえる買い物袋のことで、「ショッパー」のほか「ショ袋」「ショップ袋」「ショップバッグ」などの名称でも呼ばれていました。
数多くあるショッパーの中でも90年代のコギャルたちから人気だったのが「me Jane(ミジェーン)」という109ブランドのショッパー。
ヤシの木が目印のme Janeのショッパーはイケてるギャルならだいたい持っていたアイテム!
制服スタイルの定番アイテムでサブバッグ!?いやいやメインバッグとして愛用していた子もいました。
90年代後半のコギャルの時代は、「スーパー高校生」と呼ばれる高校生たちが大注目されていた時代。
スーパー高校生たちが流行を作っていたといっても過言ではない時代でした。
そんな彼女らがしていた「コギャルたちの制服の着こなし方」は2000年以降も受け継がれ、令和の今でも参考にされている制服スタイルです。