何人もの友達とプリ交換するからさ、プリクラのストックはかなり大事なわけ!
だから、1日に2~4回くらいはプリ撮って、ストックをたくさん抱えておくのが当たり前だったな~
それでも足りない時はコンビニでカラーコピーして配布してたよ💦
プリ帳もさ、しょっちゅう見せ合いっこしてたから、最新プリのページをどんどん増やす必要があるわけ!
常に最新バージョンにアップデートしなくちゃなんだけど、それが結構大変だったな~💦
「プリ帳」という言葉を聞いて、懐かしく感じる方も多いのではないでしょうか。
一方、スマートフォンやSNSが普及してからは、あまりなじみのない言葉かもしれません。
今や、スマホさえあればどこでも撮影できる時代です。
しかし、スマホのなかった時代において、「プリクラ」はギャルをはじめ多くの女子高生にとってマストアイテムでした。
そこで今回は、平成ギャルなら誰もが持っていたであろう「プリ帳」について、今一度振り返ってみましょう!
「プリ帳」とは「プリクラ帳」の略で、名前の通りプリクラを貼り付けた手帳やノートのことを意味します。
プリ帳ブームが到来したきっかけは、「プリ機」こと「プリントシール機」が導入されたことです。
プリ機が初めて設置されたのは1995年のことで、「プリント倶楽部」という機種名で登場しました。
以降、「プリント倶楽部=プリクラ」は若者を中心に注目を集め、2000年頃に一世を風靡。
当時は現代のようにスマホがなかった時代。
気軽に撮影できて、しかも写ルンです(使い捨てカメラ)よりもかわいく撮れるプリクラは、多くの女子高生たちを魅了し大流行しました。
そんな中、プリクラの影響により需要が高まったアイテムこそが「プリ帳」なのです!
90年代後半~2000年代前半頃の女子中高生たちは、友達と遊ぶ時プリクラを撮ることが定番でした。
理由は、プリクラは友達同士で交換し合うのに必要不可欠なアイテム!だったからです。
プリ帳も友達同士で見せ合いっこすることが流行っていたため、スクバ(スクールバッグ)の中には必ず「プリクラ」と「プリ帳」が常備されていました。
(プリクラはキャラクターのお菓子缶に入れて持ち歩く子が多かったです。また、プリ帳は通常1冊持ちでしたが、2冊持ちの強者もいました!!)
友達とのプリクラ交換でもらったプリクラは、プリ帳の「友達からもらったプリを貼るスペース」に貼るスタイルが一般的!(筆者の周りでは)
自分の写っているプリとそうでないプリで分けている子が多かったと記憶しています。
高校の友達と交換したプリを地元(中学時代)の友達が見て、この子かわいい~私も友達になりたい!と知り合いになったりするケースもありました!
そのため、プリ帳は自身の友達コレクション(写真集)のような役割も担っていたのかなと思います。
このプリ交換(プリクラ交換)やプリ帳の見せ合いっこは、友達とコミュニケーションを取るうえで欠かせないツール(アイテム)。自身の交友関係をアピールできる役割も担っており、一種のステータスだったと言われています。
何人もの友達とプリ交換するからさ、プリクラのストックはかなり大事なわけ!
だから、1日に2~4回くらいはプリ撮って、ストックをたくさん抱えておくのが当たり前だったな~
それでも足りない時はコンビニでカラーコピーして配布してたよ💦
プリ帳もさ、しょっちゅう見せ合いっこしてたから、最新プリのページをどんどん増やす必要があるわけ!
常に最新バージョンにアップデートしなくちゃなんだけど、それが結構大変だったな~💦
「プリ帳」をどのようにデコっていたのかは人によってさまざま。
それぞれの世界観を思い思いにカスタマイズしていましたが、大きく分けると
の2タイプに分かれていました。
手帳やノートにプリクラを貼る派は、プリの周りにコメントをびっしりと書き込んだり、カラフルなペンで文字を彩ったりして、とにかく派手にデコっていました。
また、雑誌の切り抜きやシールを貼って、より派手!そしていかにデザイン性に富んでいるかを重要視していました。
派手に仕上げた「プリ帳」は、見応えがあり、会話のきっかけにもなっていました!
デコりのセンスが問われてたよね~
筆者はひたすらギャル字を練習して
(自分的に)かわいいギャル字でデコったりしてみたけど、途中で断念💦
すごく手間をかけてデコるから大変だったよ
クリアポケットのアルバムにプリクラを貼る派は、とにかくギッシリと隙間を埋めてプリクラを貼っていました。
デコるのが苦手な子たちはだいたいこちらのタイプだったような・・・!?
プリクラの大きさが異なると、どうしても隙間が空いてしまったり、ラインがガタガタになってしまい、見た目的に納得がいかないことも。
そのため、テトリスのように隙間なくプリクラを埋めていくテクニックが必須でした。
ピッタリときれいに1ページが埋まると、なんとも言えない満足感に満たされたのを覚えています。
撮ったあとの(プリクラの)大きさや枚数を選択する時も、あらかじめアルバムに貼ることを想定して、大きさを選択していました。
きれいに1ページ埋められた時のあの達成感!!
基本的に日付順にプリを貼っていくんだけど、サイズ合わないプリは別ページに貼ってなるべく同じサイズ感のプリクラで1ページを埋める努力をしていたよ!
クリアポケットのアルバム派は、シンプルで使い勝手の良い「無印良品」のアルバムを愛用している子が非常に多かったです!
スマホが若者たちの間で急速に普及しはじめた2013年以降、簡単に自撮りと保存ができるようになったため、プリクラを撮る若者がどんどん減少していきました。
そして、TwitterやインスタグラムなどのSNSが普及したことで、「プリ帳」に対するニーズもなくなりました。
なぜなら、「プリ帳」は友達同士で見せ合うことが醍醐味!!
現代ではSNSに写真を公開すると、簡単に友達同士で思い出を共有できるようになりました。
また、不特定多数の人も閲覧できるようになり、「いいね!」や「かわいい!」などの反応によって、承認欲求が満たせるようになったことも大きく影響しているのではないでしょうか。
SNSに写真を投稿すれば、アカウントそのものが、ほぼ「アルバム」と同様。
つまり、わざわざアナログ方式の「プリ帳」を作らなくても、現代では「プリ帳」そのものがデジタル化しているというわけです。
ちなみに、現代の若者はいつプリクラを利用するのかというと、イベントや記念日など、特別なときに撮ることが多いのだそう。
もしプリクラを撮ったときは、SNS上にプリクラのデータを投稿するのが一般的な流れになっています。
平成のプリクラ活用方法は、プリ交換やプリ帳に貼る他、ガラケーの電池パックや筆箱、鏡に貼るなどどこかに「貼る」ことが一般的でした。
しかし、スマホが普及した現代では「スマホケースの中にプリクラを入れる」ことが人気となっています。
「貼る」のではなく「挟む」!!!シール機能が使われていなくて驚きです💦
昔はたくさんの分割されている方が人気だったのに、今は1カットだけを選んで、スマホケースに挟む時代なんだね!
ジェネレーションギャップありすぎてついていけない~😭
「プリント倶楽部」が設置された影響で、2000年頃にブームが到来した「プリ帳」。
しかし、スマホとともにSNSが普及し、「プリ帳」の需要が減退。
スマホで手軽に撮影し、すぐにSNSに公開、それを多くの人に見てもらえるという、新たな醍醐味を味わえるようになりました。
とはいえ、「プリ帳」が流行したあの頃のアナログ感は、現代では感じられない良さがあります。
もしかしたら、なかなか捨てられずに、クローゼットや押し入れの奥にしまい込んで忘れている方もいるかもしれません。
たまには、懐かしの「プリ帳」を見返しながら、思い出に浸ってみてはいかがですか?