黒ギャル系を中心にギャルたちの憧れブランドだったALBAROSA(アルバローザ)。
伝説のギャル雑誌『egg』にもたびたび登場し、同雑誌のカリスマ人気読モの宮下美恵ちゃんがアイコンとなり、絶大な支持を集めました。
アルバといえばハイビ!というくらいハイビスカスはALBAROSAの定番柄として定着しており、多くのアイテムに使われました。
そのなかでも、ハイビ柄のキャミワンピースはとても人気がありました。
軽い素材でAラインもしくはIラインの形はごくシンプルなキャミワンピ。
カラーは、茶色や水色、ピンクなどの生地にピンクや黄色などのハイビスカスが大きく描かれていました。
大きく描かれたハイビスカスがインパクト大で、どこかエキゾチックな雰囲気のワンピース。着るだけで一気にリゾート感が出て、これ1枚でキマる主役級のアイテムでした。
茶系や黒系は大人っぽく、水色やピンクはロコガール感が強めといったようにカラーによってもイメージがかなり変わりました。
ハイビ柄キャミワンピに厚底サンダルという常夏感満載のコーデは、黒ギャルたちの小麦色の肌によく合いました。
街中ではもちろん、海でも映えるコーデで、水着の上に重ねて着るギャルも。
サラッと着やすいので、いろいろなシーンで着られました。
同じような南国リゾートテイストのmeJane(ミジェーン)でもハイビ柄キャミワンピが出ていましたが、アルバに比べて丈が短めでセクシーな雰囲気だったため、こちらはお姉ギャルからの人気がありました。
アルバのキャミワンピは、丈がやや長めのものが多く、セクシーさより、リゾート感やデザイン、品質にこだわったものでした。
アルバはギャルのなかでも目立つガングロ系に人気だったため、派手さやギャル色の強さが強調されていましたが、アルバの商品は実はクオリティが高く優れたデザインと品質のものが多かったのです。
ハイビ柄も職人の手によるハンドプリントというこだわり。
こだわりの強さとオリジナリティがアルバの強みであり、他のブランドと一線を画し、平成ギャルを牽引してきた伝説のカリスマブランドとして強く印象に残ることになりました。