肌を焼く・焼かないは自由だったけど、日サロに通っているギャル男の方が多かった気がするな~
ギャル男とは、90年代後半に渋谷から発信されたギャルにモテるためのファッションを身にまとった男性の事です。
Men's eggの影響により、ノリと勢いで全国の10代を中心に流行しましたが、Men's egg終了と共に典型的なギャル男は滅多に見かけなくなりました。
その後はギャル男ファッションを元にスタイルが細分化され、呼び名を変えて進化しながらも今の若者のファッションや精神に受け継がれているのです。
ギャル男はギャルの男性版!
ギャル男とは、簡単にいうと「ギャルの男性版」です。
1990年代後半、コギャルと同時期に渋谷を中心に流行したサーフ系やアメカジファッションをしている派手な男性たちが始まり。
その後1999年に創刊された男性ファッション雑誌「Men's egg(メンズエッグ)」の影響により、全国の10代20代の若い男子たちを中心に流行していきました。
2003年には「センターGUY」、2004年に「お兄系」が誕生しましたが、2013年のMen's egg終了と共に初期の派手で攻撃的なギャル男文化は衰退。
その後は、ギャル男ファッションを元に進化した男性ファッション雑誌「BITTER」の「ビタ男」や「パリピ」のようにスタイルが細分化され、今もギャル男のDNAは引き継がれています。
ギャル男の特徴
肌は黒肌が基本
初期のギャル男はサーファーが多かったため、肌は基本「黒肌」。
日焼けサロン(通称:日サロ)に好んで通い、黒肌をキープするギャル男もいました。
ギャルたちの間でガングロブームが起こると、ギャル男たちもさらにこんがり焼いたガングロへとシフトチェンジしていきましたが、お兄系が誕生してからは、「必ずしも黒肌でなければならない」という概念はなくなりました。
ヘアスタイルは盛り髪
髪色 | 黒髪や金髪、そして茶髪やメッシュなど、暗めから明るめまでさまざま。 |
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髪型 | ミディアムやウルフカット()を基本に、頭頂部を盛った派手なスタイルが主流でした。 |
ウルフカット・・・トップの毛は短め、襟足は長めのヘアスタイル。
体系は痩せ型
ギャル男は細くてスラっとしている人が多かったです。
というのもギャル男ファッションはタイトなものが多かったため、痩せ型じゃないとギャル男になれなかったのかも?
服装はアメカジ・サーフ系・お兄系が人気
渋谷109-2(渋谷109のメンズ館)に入っていた「アメカジ」「サーフ系」「お兄系」のブランドショップが人気で、当時のギャルウケを狙った派手なスタイルやコーディネートが主流でした。
アクセサリーは
- アメカジ系・・・フェザーやイーグルのデザイン
- サーフ系・・・ハワイアンジュエリー
- お兄系・・・ジュエリーブランド「Justin Davis(ジャスティンデイビス)」や「クロムハーツ」などのごつくていかついデザイン
が人気でした。
大きめのアクセサリーをワンポイントとして目立たせるコーディネートが好評でしたが、中にはアクセサリーをじゃらじゃらと付けるギャル男もいました。
コミュニケーション力が高い
ギャル語を駆使した独特な話し方が特徴的で、テンションやコミュニケーション力の高い人が多かった印象です。
ギャル好みのルックスと肉食系男子が多かったこともあり、ギャルの知り合いが多いイメージもあります。
多くの仲間に恵まれており、渋谷センター街を中心にわちゃわちゃと騒いでいたギャル男が多数いました。
ギャル男はギャルたちと同じようにおしゃれに敏感で、洋服だけでなくファッション小物やヘアスタイルにも強いこだわりを持っている人が多くいたことがわかります。
ギャルにモテたい!という気持ちでギャル男になる人もいたくらい、ギャル男はギャルウケが高かったです。
時代と共にギャル男文化はどんどん衰退してしまいましたが、近年ギャル文化が再注目されているため、この流れに乗ってギャル男文化も再燃する日が来るといいですね!