materialgirl(マテリアルガール)

- 価格帯 5,000円~4万円前後
- 洋服の系統 カジュアル・メンズライク
- ギャルの系統 カジュアル系・かっこいい系・ストリート系
materialgirl(マテリアルガール)は、㈱トランスコンチネンツが運営していたファッションブランドで、「マテガ」の愛称で親しまれていました。
「マテガ=あゆ」と言われるくらいギャルのカリスマあゆ(浜崎あゆみさん)と関わりの深いブランドとして知られていました。
2001年11月1日、渋谷109にショップがオープンした初日は、あゆが店頭に立つなどしたため、全国からファンが殺到しました。
あゆプロデュースやあゆのブランドと認識されている人も多いですが、本人やブランドからそういったことは明言されておらず、実際にはあゆがどこまで関わっていたかははっきりとしていません。
タレントショップとして印象付けられたくないというあゆの意思の元、名前を伏せて実際にはあゆがプロデュースをしていたという説もあります。
あゆ本人がたびたびファッション誌やテレビ等にマテガを着用して登場したり、コラボのツアーTシャツがリリースされたり、アルバムのジャケット写真にマテガのマスコットが使われたりしていて、あゆが関係していたことは事実です。
当時絶大な人気を誇っていたあゆが身につけているものを自分も手に入れたいと、あゆファンはこぞってマテガを買い求めました。
なかには、高値でネットオークションなどに転売されるものもありました。
マテガはそんなあゆファンに限らず、カジュアル系やストリート系など特にかっこいい系のギャルにとても人気がありました。
マテガのアイテムは、基本的にジーンズやカーゴパンツなどカジュアルでメンズライクなアイテムが主流。
「MTRLG」というロゴが大きく入ったTシャツやあゆを連想させるヒョウ柄やピースマークのデザインのアイテムも人気でした。
なかでも特に人気の高かったアイテムは、腰履きするローライズのジーンズです。
当時の流行もあって形はブーツカットのものが多く、足が長くシルエットもきれいにみえました。
素材はこなれ感のあるヴィンテージ風デニムで、ダメージ加工がされたものが多かったです。
きれいめというより、どちらかというとハードめでこだわりの強い印象でした。
男性が穿いてもおかしくないような、むしろ男性が好みそうなかっこいいジーンズが多くみられました。(実際に同ブランドから「materialboy」というメンズラインがリリースされました)
コーディネートは、あゆがしていたように、ローライズジーンズにタンクトップや短い丈のTシャツなどを合わせた「ヘソ出しルック」が人気でした。
ヘソ出しにすることで、ウエストを強調させることができ、華奢さや媚びないセクシーさをプラスすることができました。
また、メンズっぽいアイテムと華奢さの対比もあって結果的に逆にかわいさや女っぽさが際立つようなスタイルになりました。
materialgirlは、惜しまれながら2008年に幕を閉じます。
その後、新ブランド「Heavenark(ヘブナーク)」に代わりましたが、こちらも現在は全店舗閉店しています。
materialgirlは「幻のあゆブランド」として、ギャルたちの記憶に強く残っているブランドです。